当事務所のサービス

ストック・オプションの設計

企業の報酬体系は一様ではなく、報酬体系の構築方法やニーズ、ストック・オプションの活用可能性も各企業様々であると考えられます。そのような企業のニーズに合致した、コスト面、税務面を考慮したストック・オプションの設計アドバイスを提供致します。 また、企業のニーズに合致したストック・オプションとするため、当事務所ではお客様とのストック・オプションの設計に力を入れております。

ストック・オプションの評価

オプション評価の代表的な評価手法である、ブラックショールズモデル及び、複雑な行使条件が付されているオプション評価の手法であるモンテカルロシミュレーションにより、ストック・オプションを評価致します。非上場企業については、株価算定を実施した上でストック・オプションの評価を実施致します。
また、評価報告書を作成、提供致しますので、一般的に馴染みの少ないストック・オプションの価値評価についての客観的な資料としてご利用いただけます。さらに必要に応じて、監査法人等の第三者への評価結果の説明を致します。

みなし清算条項付き優先株式を発行した非上場企業における、普通株式の評価

ストック・オプションの税制適格要件の1つとして、権利行使価格が株価以上であることが定められています。しかし、最近では、多くの上場準備企業で「みなし清算条項」を付した優先株式が発行されており、ストック・オプションの権利行使価格を決定する際に直近の優先株式の発行価額との関係を整理する必要が生じます。直近で優先株式を発行した場合でも、普通株式の時価を合理的に説明できれば、権利行使価格を優先株式の発行価額ではなく普通株式の時価以上とすることで税制適格要件を満たすことができます。
弊所では、みなし清算条項の付された優先株式と普通株式の価格差を説明しうる株価算定書の作成を行っています。

ストック・オプションの会計処理・開示

「ストック・オプション等に関する会計基準」に基づく会計処理、有価証券報告書に係る注記等の開示に関するアドバイスを提供致します。

ストック・オプションの税務

発行企業側の税務上の取り扱い、取得者側の税務上の取り扱いのアドバイスの提供、及び特に非上場企業に対しては、税務上の取り扱いを意識した、ストック・オプションの設計のアドバイスを提供致します。

弊社では、以上のサービスを、設計から発行及び評価まで、ワンストップサービスをリーズナブルな価格で提供致します。

導入実績例

  1. 有償ストック・オプションの導入実例
    役員向けに有償ストック・オプションを付与することで、付与対象者の税務メリットを享受することができた。また、権利行使条件として業績条件を付けることによって、ストック・オプションの発行価額を低くするとともに、業績向上へのインセンティブも見込める制度とすることができた。
  2. 税制適格ストック・オプションをカスタマイズし発行・評価した導入実例
    従業員向けの税制適格ストック・オプションに、株価が一定以上下落した場合には、会社側が無償で取得できる条件(コールオプション)を付した。制約条件を付けることにより当該ストック・オプションの評価額を結果的に圧縮でき費用削減効果を得ることとなった。
  3. 役員賞与としての導入実例
    権利行使価格を割安に設定し、短期間で権利行使が可能となるように設計し、役員賞与として発行。税制非適格型のストック・オプションとすることで、企業の費用計上額を税務上損金算入できるメリットを享受した。
  4. 役員退職慰労金の代替としての導入実例
    役員退職慰労金制度の廃止を行うとともにその代替として権利行使価格が1円のストック・オプションを発行。税務上も退職所得として取り扱われるよう設計し、インセンティブプランとしての報酬制度を実現するとともに税務上のメリットを享受した。

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