ストック・オプションの評価の必要性

ストック・オプション等に関する会計基準の適用

「ストック・オプション等に関する会計基準」では、ストック・オプションに基づく報酬に係る費用計上額は、ストック・オプションの評価額とされており、ストック・オプションの評価を実施することが要求されております。その評価方法としては、ブラックショールズモデル等がありますが、これらの評価方法は一般的には馴染みが少ないものでありオプション理論に関する知識が必要となります。また、オプション理論に基づく評価を、「ストック・オプション等に関する会計基準」に合う形で適用させる必要もあります。
さらに、有償ストック・オプションの発行の場合等、様々な行使条件を付したストック・オプションを評価する場合には、ブラックショールズモデルのみでは計算ができない場合があります。このような場合にはモンテカルロシミュレーションという、乱数を用いたシミュレーションによりストック・オプションを評価する必要があります。

ストック・オプション評価額の事前見積もりの必要性

ストック・オプションに基づく報酬に係る費用計上額は、ストック・オプションを付与した時、すなわち付与時点の株価情報等を用いて算定するため、ストック・オプションの付与を決定した時には費用計上額が判明いたしません。しかし、ストック・オプションの発行において付与数を決定する場合には、企業のストック・オプション報酬の予算等の範囲内で行わなければならないため、付与に当たっては、事前のシミュレーションが必要となります

非上場企業における企業価値算定の必要性
非上場企業にストック・オプションを付与する場合には、当該会社の企業価値の算定も行う必要があります。これは、税制適格要件の中の権利行使価格が、現在の株価以上であることの要件を確認するためや、ストック・オプション自体を評価するために必要となるためであります。

ストック・オプションの評価ロジック等の説明の必要性

ストック・オプションの評価額は会計処理を行う上で、会計数値に直接影響を及ぼすため、監査法人等の第三者への対外説明の必要もあることから、処理に際して算定過程を残しておく必要があります。

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